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アメリカのクラウドファンディング市場

日本のクラウドファンディング市場は急成長を遂げています。
 
2012年に71億円だった市場規模は、2016年時点で477億円と6倍以上にまで成長しました。しかし、それでも世界に目をやると日本より遥かに大きな市場規模を誇る国は依然として存在しています。
 
この記事ではその中でも、クラウドファンディングの生みの親とも言える国であるアメリカに注目し、アメリカのクラウドファンディングがどのようなものであるかを概観していきたいと思います。
 
 

アメリカの市場規模

アメリカの市場規模は巨大です。先ほど日本よりも遥かに大きな市場規模を持つ国がいくつか存在していると書きましたが、そのうちの一つ、いえその筆頭がアメリカです。どれほどの市場規模かというと、2012年の時点で世界のクラウドファンディング調達額の半分以上である1800億円、そして現在では一兆円以上と、日本を10倍以上引き離しています。現在、経済成長著しい中国でさえ1500億円程度なのですから、その市場規模の大きさは文句なく世界一です。
 
 

何故こんなにもクラウドファンディングが成長したのか

それではどうしてこんなにも市場規模が拡大したのでしょうか。人口が多いからでしょうか。いえ、アメリカの人口は、多いとはいえ日本の2倍程度でしかありません。それでは一体何故でしょうか。
 
アメリカでクラウドファンディングが成長した背景にはいくつかの要因が考えられます。
 
まず第一に、もともと寄付の文化が根付いていたことが挙げられます。実は、自由の女神は市民の寄付によって完成したことをご存知ですか。これに代表されるように、大勢で小さな金銭を投資して大きな事業を成し遂げるということが、日本などに比べて非常に身近で、そのためクラウドファンディングへの投資に抵抗を持つ人も少ないのです。
 
第二に、インターネットとお金を結びつける事に抵抗が少ないということが挙げられます。オバマ大統領が2008年の大統領選で、インターネットを通じて10億ドルもの政治献金を集めるなど、実際にインターネットを通じたお金のやり取りが多くの国民が注目している中で行われました。こうして一気にインターネットによる寄付などのお金のやりとりが身近なものになったのです。
 
第三に、クラウドファンディングが大きな実績を残したということも重要な点です。「kickstarter」によって2000万ドルを集めたスマートウォッチ「pebble time」を筆頭とする、多くのプロジェクトが大成功を収めたことや、企業などが市場調査をかねてクラウドファンディングを利用するなど、クラウドファンディングが多くの実績を残したことによって新しいビジネスの形として認識されるようになったのです。
 
最後に、法規制によってクラウドファンディングがクローズアップされたことも大きな理由です。オバマ政権の時代に行われた大規模な金融規制の中で、クラウドファンディングは唯一、規制を免れました。このため資金調達としてクラウドファンディングが資金調達の有力な選択肢になり、結果、アメリカにおけるクラウドファンディングは、資金調達として一般的なものになったのです。
 
 
アメリカのクラウドファンディング市場が、いかに大きなものかおわかりいただけたでしょうか。アメリカと比べてしまうと、日本の市場規模は非常に小さく見えてしまいます。実際、日本の市場規模は「Indiegogo」や「Kickstater」といったプラットフォームの資金調達額にさえ及びません。
 
これが何を意味しているのか?それは、将来的により大きく成長する余地を残しているということです。日本のクラウドファンディングがこれから盛り上がっていき、誰でも「やりたい」を「カタチ」にするチャンスがある、そう捉えるとワクワクしませんか。

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